ぼっくりん

高砂市

古く懐かしい風景と自然が残る魅力的な街

「高砂やこの浦舟に帆をあげて・・・」と古くからめでたい謡曲「高砂」（世阿弥作）で知られる高砂市は、兵庫県南部播磨平野の東部に位置し、東に加古川が流れ、南に瀬戸内播磨灘を臨み、古くから白砂青松の風光明媚な泊として栄えてきました。市の西部の日笠山や中央部の竜山などの丘陵地には多くの遺跡が発見されており、原始・古代の人々の暮らしぶりをしのぶことができます。
また、日本三奇の一つである「石の宝殿」を含む国の史跡に指定された「石の宝殿及び竜山石採石遺跡」や高砂神社・生石神社・鹿嶋神社・曽根天満宮・十輪寺などの社寺の多いまちです。四季折々の催しのなかでも各神社の「秋祭り」や兵庫県歴史的景観形成地区で行われる「たかさご万灯祭」などは多くの人々が訪れるイベントになっており、ご当地のグルメでは「にくてん」や「焼あなご」などが有名です。

観光スポット

名所・旧跡

日本三奇「石乃寳殿」

日本三奇とは宮城県塩竈市の御釜神社「四口の神竈」、宮崎県高原町の霧島東神社「天之逆鉾」、そして兵庫県高砂市の生石神社「石乃寳殿」を指し、いずれも、神秘的で不思議で、人知の及ばない、神のなせるもの、と考えられています。この「石乃寳殿」は高砂市宝殿山山腹に建つ生石神社の御神体である。岩山を削って造られた直方体の石造物で、高さ5.6m、幅6.5m、奥行き7.5m、重さは推定５00ｔといわれる。　「播磨国風土記」の大国里の条にも記されており、『大石』として登場している。拝殿からは平らそうに見える側壁だが、裏側の一面には三角形の突起が出ている。また、池の中に浮かんでいるように見えることから「浮石」とも呼ばれる。

アクセス

JR宝殿駅より徒歩約25分
加古川バイパス「高砂北ランプ」下車約3分

URL

http://www.isinohouden.com/

名所・旧跡

高砂神社

約1700年前に神功皇后が三韓より凱旋する途上で鹿子水門（かこのみなと）に停泊され、国家鎮護のため大己貴命をまつられたのがはじまりと伝えられています。
また、世阿弥の謡曲「高砂」に名高い境内の相生松は雌雄一体の珍しい松で、髙砂神社創建以来、夫婦和合、長寿繁栄を祈る尉姥として親しまれています。謡曲「高砂」は、結婚式などのおめでたい席には欠かせないものとなっています。私たちの結婚式は相生松のまえで行なわれた庶民の婚姻の礼からはじまったことから、髙砂神社は庶民の結婚式の発祥の地でもあります。

アクセス

山陽電車高砂駅下車徒歩約15分
加古川バイパス「加古川西ランプ」下車約10分

URL

http://takasagojinja.takara-bune.net/

自然・公園・レジャー

市ノ池公園

高砂市北部、阿弥陀町地徳に位置し、加古川市と市境界を形成している高御位山一帯の尾根筋に包まれ、南に開けた里山を背後に有した自然豊かな公園です。園内には、みどりの相談所、都市緑化植物園、キャンプ場、バーベキューサイト、アスレチック遊具などがあり、大自然の中でアウトドアライフを思う存分楽しむことができます。
また、北側には鹿島・扇平自然公園や高御位山があり、ハイキングや自然観察の休憩所としても利用されています。

アクセス

JR曽根駅より徒歩約30分
加古川バイパス「高砂北ランプ」下車約10分

URL

http://www.csg-zaidan.or.jp/midori/moji/itinoike1.htm

自然・公園・レジャー

高砂海浜公園（向島公園・青年の家）

「日本の白砂青松100選」の一つに選ばれた松と青い海に浮かぶ人工島が広がる高砂海浜公園は、水遊びや釣り・散歩など、四季を通じて楽しめるリクリエーションゾーンです。
また、隣接する宿泊研修施設「青年の家」や向島公園にはナイター設備のある多目的球場・テニスコート・小動物園・児童遊具・芝生広場などもあります。

アクセス

山陽電車高砂駅下車徒歩約30分
加古川バイパス「加古川西ランプ」下車約15分

URL

http://www.takasago-kanko.com/kanko-walk.html

名所・旧跡

高砂町の町並み

舟板塀や百間蔵跡、木造の洋館、レンガの倉庫、三連蔵など江戸時代以降、高砂町が海運の要衡として栄えた跡や大正、昭和初期の建物や蔵が多く残っている町並みです。この町並みは兵庫県の歴史的景観形成地区に指定されています。
また、毎年9月には、この町全体を約1万個のキャンドルで飾り、兵庫県の景観形成重要建造物に指定されている高砂商工会議所をはじめ、歴史的な建物がライトアップされ、町中ではジャズが演奏されます。

アクセス