いせきくん/やよいちゃん
播磨町
まちが いきいき きらめくはりま
「播磨」は、”播磨の国”や”播州地方”の呼び名が示す通り兵庫県南西部一帯の広い地域を指す名称です。昭和37年に町制を施行したとき、当初「阿閇村(あえむら)」であった本町は、これからも大きく発展するようにとの願いを込めて「播磨町」と名付けられました。
本町は、大中遺跡に代表されるように古代にさかのぼる古い歴史のあるまちです。奈良時代に書かれた「播磨国風土記」では、「阿閇村」の由来が記載されており、万葉集にも詠まれています。
また、江戸時代に、干ばつに苦しむ地域を救うため、約14kmの新井水路を開削した今里傳兵衛や、日本人ではじめてアメリカ大統領に謁見し、後に日本で最初の新聞「海外新聞」を発刊して、新聞の父と呼ばれるジョセフ・ヒコの生誕地でもあります。
町内にはこれらの偉人の記念碑や、お寺や神社などの歴史的建造物の景観が保全されており、ため池や町内の緑の拠点をつなぐ緑道「であいのみち」「喜瀬川ふるさとの川」が整備されているため、自然と触れ合いながら歴史散策を楽しんでいただけます。
観光スポット
大中遺跡公園
大中遺跡は、昭和37年6月、町内に住む3人の中学生によって発見され、昭和42年に国の史跡に指定されました。昭和47年から「播磨大中古代の村」として整備され、緑あふれる憩いの場として親しまれています。
弥生時代後期(約1900年前)から古墳時代初期(邪馬台国 卑弥呼と同時期)の代表的な遺跡で、長さ500m、幅180m、約70,000平方メートルの広さがあります。
史跡を管理する兵庫県立考古博物館は、当時のムラの様子がイメージできるように市民参加で竪穴住居の復元に取り組んでいます。
- アクセス
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- JR「土山駅」より徒歩15分
- 山陽電鉄「播磨町駅」より徒歩25分
- URL
- http://www.town.harima.lg.jp/kyodoshiryokan/kanko/kyodoshiryokan/kodainomura.html
播磨町郷土資料館
大中遺跡の出土品をはじめ、郷土の偉人である”新聞の父”ジョセフ・ヒコや”新井開削の父”今里傳兵衛などについて展示しています。特に復元した弥生時代のことばを聞くことができるコーナーは、他の施設にはない展示として好評です。
また週末や夏休み期間中などは様々な古代体験教室を開催し、ご家族でも楽しむことができます。
屋外には、昭和59年に廃線となった別府鉄道の車両を展示しており、ノスタルジックな雰囲気の車内を見学できるようになっています。
- アクセス
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- JR「土山駅」より徒歩15分
- 山陽電鉄「播磨町駅」より徒歩25分
- URL
- http://www.town.harima.lg.jp/kyodoshiryokan/kanko/kyodoshiryokan/riyoannai.html
兵庫県立考古博物館
“触れる・体感する考古学のワンダーランド”兵庫県立考古博物館は、最新の研究成果をもとした迫力あるジオラマや復元品とともに、展示室での様々な体験をとおして、ご家族で楽しく兵庫の歴史を学ぶことができる新しいスタイルの参加体験型博物館です。
大きなナウマンゾウに挑む3万年前の狩人や丹波に君臨した王墓の中の様子、奈良まで運ばれた9トンもある竜山石の石棺などと、発掘された出土品と見比べながら、古代“ひょうご”の謎解きに挑戦しましょう。
- アクセス
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- JR「土山駅」より徒歩15分
- 山陽電鉄「播磨町駅」より徒歩25分
- URL
- http://www.hyogo-koukohaku.jp/