フクちゃん/サキちゃん
福崎町
妖怪の棲むまち-民俗学柳田國男生誕地-
日本民俗学の父といわれている柳田國男が生まれ育った辻川界隈には、柳田國男の生家や神崎郡歴史民俗資料館など歴史を感じさせる建造物が目白押し。ガイドによる案内も行っています。「もちむぎのやかた」では、特産のもち麦を使った「もちむぎ麺」をご賞味いただけます。辻川山公園には河童の棲むため池が…。びっくりして池にはまらないようにご注意を!公園内には新たな妖怪も出現しています。
町の北西部には、播磨国風土記にも登場する「七種山」があり、登山シーズンは多くの登山客で賑わいます。また、山内には県下八景にも選ばれた落差72mの「七種の滝」があり、雨量の多い季節には迫力のある姿を見せます。麓にある「青少年野外活動センター」でのキャンプもおすすめです。
新西国三十番札所の「金剛城寺」や関西花の寺のひとつで沙羅の寺としても知られる「應聖寺」、播磨天台六山の「神積寺」など、名刹も多数。
歴史と文化の香り高い自然豊かな福崎町へぜひお越しください。
観光スポット
柳田國男生家・記念館
日本民俗学を開拓し、確立した柳田國男は人生を回顧した著書『故郷七十年』に「私の家は日本一小さい家だ」といい、「じつは、この家の小ささという運命から私の民俗学への志も源を発したといってよいのである」と書いています。生家はもと辻川の街道に面していましたが、昭和49年に國男のゆかりの地、鈴ノ森神社の傍に移築されました。國男の生家である松岡家の兄弟(鼎、泰蔵、静雄、輝夫)はそれぞれの道で大成し、共に顕彰するために記念館が建てられ、様々な資料が展示されています。
- アクセス
- JR播但線「福崎駅」から車で10分
- URL
- http://www.town.fukusaki.hyogo.jp/html/kinenkan/
神崎郡歴史民俗資料館
神崎郡の原始・古代から近現代にいたる歴史資料や当地方で使われていた生活用具、農具などの民俗資料を展示しています。建物は明治19年に神東・神西郡(神崎郡)役所として建てられたものを移築・復元したもので、優れた明治建築として兵庫県重要文化財の指定を受けています。
- アクセス
- JR播但線「福崎駅」から車で10分
- URL
- http://www.town.fukusaki.hyogo.jp/html/rekimin/
河童の河太郎と河次郎
柳田國男の生家や特産館もちむぎのやかた近くにある「辻川山公園」のため池にいる河童の兄弟です。
柳田國男が幼い頃を過ごした福崎町辻川での暮らしぶりなど、自身の人生を回顧した著書『故郷七十年』で記された市川の駒ヶ岩の河童のガタロ(河太郎)がモチーフで、兄の河太郎(がたろう)は池のほとりにいますが、弟の河次郎(がじろう)は池の中にいて、30分毎に水中から飛び出てきます。
- アクセス
- JR播但線「福崎駅」から車で10分
- URL
- http://www.fukusaki-tabigaku.jp/kankou/kappa.html
七種の滝
七種山の登山道にある七種の滝は、雄滝・雌滝、以下48滝あるといわれており、県下八景・県観光百選・近畿観光100景に選ばれています。このうち雄滝(写真)は、落差72m幅3m、48変化と呼ばれる風情を見せ、雨季など特に水量の多い時期には迫力のある姿を見せます。
- アクセス
- JR播但線「福崎駅」より車で15分、作門寺山門駐車場から徒歩30分
- URL
- http://www.fukusaki-tabigaku.jp/kankou/nagusa.html
七種山
標高683mの七種山は、流紋岩類からなり、山内にはつなぎ岩や笠岩等の奇岩が多く見られます。およそ1300年前に編纂された播磨国風土記に「奈具佐山」の名で記載されている歴史ある山で、落差72mの雄滝をはじめとした七種48滝が見られることでも知られ、関西百名山やふるさと兵庫100山にも選ばれています。また、遠くから見ると槍の穂先ように尖った形をしている七種槍(577.3m)と、山頂にお薬師様が祀られている薬師峯(616.2m)の3つの山は、総称して七種三山と呼ばれています。
- アクセス
- JR播但線「福崎駅」より車で15分、作門寺山門駐車場から徒歩90分
- URL
- http://www.fukusaki-tabigaku.jp/kankou/nagusa.html