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2016/09号
CMやドラマの撮影に使いたい滝と林道&「かかし」たち
(姫路市安富町関)
姫路市の最奥にある安富町関地区。林田川上流の緑豊かな山あいにあり、コテージやキャンプ場を備えた自然体験施設「姫路市立グリーンステーション鹿ヶ壺」を中心に、レジャースポットとして人気を集めているが、注目したいのが2つの滝。1つが、キャンプ場から昼なお暗い杉木立を抜け出た山裾にある「鹿ヶ壺」。岩肌の急斜面を滑り落ちる水流によって川床が侵食されてできた大小10数個の凹穴群で、滝の種類でいえば渓流瀑。形が鹿の寝姿に似ている「鹿ヶ壺」と呼ばれる凹穴が最も高みにあり、そこから下へ、「底無壺」「駒ノ立洞」「尻壺」などと命名された凹穴や小滝が続いているところから、一連の凹穴群もまた「鹿ヶ壺」と呼びならわされている。
凹穴群の傍らには階段状になった遊歩道が続き、木陰の下をくぐって透明な水が岩から岩へ、音を立てて滑り落ちる様を眺めることができる。それだけでも充分絵になるが、夏場にはキャニオニングを楽しむ人も多い急傾斜の渓流瀑だけにスリリングさもあり、サスペンス物にも使えるかもしれない。
ちなみに、これらの凹穴群のさらに上流の渓流は、大河ドラマ「軍師官兵衛」の冒頭シーンに用いられた場所でもある。
注目したいもう1つが「三ヶ谷の滝」。滝の落ち口から滝壺に向かって水が一直線に流れ落ちる直爆で、滝のすぐ前に眺望デッキが設けられている。落差こそ20〓あるのだが、赤みを帯びた岩肌の上を水が優美に流れ落ちる滝で、鹿ヶ壷に比べると女性的な味わいが色濃い。
三ヶ谷の滝へはグリーンステーションの近くから近年整備された遊歩道が続いている。緩やかな起伏の道で、両側は鬱蒼と生い茂る木立。滝から下ってきた水が沢となって軽やかな瀬音を響かせている。道は簡易舗装されているが、おそらく「より自然な形に」と意識したのだろう、自然の土に近い色と質感を醸しているので、場所によっては時代劇の撮影にも対応できそうである。
道といえば、鹿ヶ壺の上流地点から三ヶ谷の滝に至る林道にも魅力がある。姫路市が林業振興のために市有林内に整備した道で、未舗装の土道。いかにも山を切り開いて整備した江戸時代の街道のようにも見え、人工構造物が見当たらないので水戸の黄門様御一行が歩いていても不思議ではない。
以上の滝と道のほか、関地区は「奥播磨かかしの里」としても知られている。等身大に近いかかしが、野良仕事をしていたり、家の軒先で談笑していたり、リヤカーを押していたり、山里風景にすっかり溶け込んでいるのである。初めて見た人は、かかしを人間と間違えてびっくりするのが常。彼らにもぜひご注目いただきたい。
姫路へ行こう!今月の話題はこれ
第34回 姫路城・好古園観月会開催ついて
グランドオープンから1年、全国的に注目され多くの方にご来城頂いた「姫路城」にて、中秋の名月を愛でる観月会が開催されます。三の丸広場に設置された特設ステージでさまざまなイベントや和太鼓に郷土芸能などが披露される他、観光大使に任命された演歌歌手・丘みどりさんが観月会の舞台に初めて登場されます。
また、姫路おでんにかまぼこや地酒、千姫弁当など姫路のグルメも盛りだくさん!
大人気の望遠鏡を使った月の観測コーナーもあります。
また、姫路城西御屋敷庭園「好古園」でも観月会が開催されます。
庭園での演奏会や茶室で月見茶会などが行われ、活水軒ではこの日特別に月見御膳の販売が行われました。
ぜひお誘い合わせてご来場ください。
【姫路城 観月会の実施について】
■主催 | 姫路城イベント実行委員会 | ||||||||||||
■実施日時 | 平成28年9月15日(木)中秋の名月の日18時〜21時 ※雨天時は翌日に順延 |
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■場所 | 姫路城三の丸広場 | ||||||||||||
■内容 |
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【好古園 観月会の実施について】
■主催 | 姫路城イベント実行委員会 | ||||||||
■実施日時 | 平成28年9月15日(木)18時〜21時 (入園は20時30分まで) ※雨天は翌日9月16日(金)に順延 ※開園時間は9時〜21時(入園は20時30分まで) |
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■場所 | 好古園 | ||||||||
■内容 |
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