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2015/11号
夢見心地の「花園」。８００種類のバラが咲く「姫路ばら園」
（姫路市豊富町）
ご承知のように、バラは春と秋に開花シーズンを迎える。花が大ぶりで香りが豊かな春（５月中旬〜６月中旬）に対して、花色がより鮮やかなのが秋（１０月中旬〜１１月中旬）ということで、訪れた日の秋のバラは抜けるような青空の下、透明感のある赤やくすんだ深紅、柔らかな日差しを跳ね返す白やピンクの花色が冴えわたっていた。まさに「花園」で、どこか夢見心地にさせてくれるのである。
この姫路ばら園には８００種３５００株のバラが咲く。野バラ、オールドローズ、マザーローズ、イングリッシュローズ、モダンローズなどなど、いろんなタイプのバラが園内にそれこそ百花繚乱の如く咲いている。圧倒的な量感で、それ自体だけでも十分絵になるが、映像的魅力を引き出しているのが花の「仕立て方」であり、「見せ方」の素晴らしさだろう。
つるバラで作ったかまくらや、アーチ状になったバラ、パーゴラに這わせた色鮮やかなバラ。それらが、ところどころに配置された白いエンゼルや小人たちの石像や、同じく白いテーブルやパラソル、スツールやベンチなどと見事なコラボレーションを見せ、その間を小径が巡っているのである。
なんとも贅沢な舞台設定ともいえ、それだけにいろんな映像シーンが目に浮かんでくる。代表的なのがやはりガーデンウエディングなどのパーティーシーンだろうが、なぜか頭に浮かんだのが映画「ゴッドファーザー」。マフィアならぬ裏世界の人間やＩＴバブル長者が主催するパーティーシーンも、このゴージャスなバラ園とならうまくマッチするに違いない。
もちろん、恋を語る場面や、ふとした出会いと別れの場面にもバラは似合うが、その意味では乙女心をくすぐるＣＭの撮影にもぴったりかもしれない。
敷地がさほど広くなく、西側が酒造会社の工場で視界が遮られるという弱点があるが、東側は一級河川の市川で、その北には緑の山も浮かんでいる。これらを借景にして画面に広がりを見せることもできるし、園内に設けられている「ショップ＆カフェ」の２階から俯瞰するとかなりの奥行が生まれる。コンパクトに撮影して広く、大きく。その意味では使い勝手の良いバラ園に違いない。
姫路へ行こう！今月の話題はこれ
紅く染まる名庭を見に行こう！
朝夕はひんやりとした空気が身体を包み、山々の木々も紅く染まり始め、いよいよ秋も深まってまいりました。
姫路には紅葉を美しく見られる名所があります。
美味しいランチをと一緒に、自然が織りなす美しい彩りを見に姫路へ出掛けませんか。
＜紅葉の名所＞
【姫路城西御屋敷跡庭園 好古園・紅葉会】
池や水の流れで結ばれる趣の異なる９つの庭園がある日本庭園で、真っ白な姫路城もお庭から見えます。
紅白の饗宴や池の水面に映る紅葉を是非、堪能して下さい。
ライトアップの庭園もまた幻想的で酔いしれます。
＜アクセス＞
住所：姫路市本町68 電話：079-289-4120
◇姫路駅から徒歩20分程
＜日 程＞
11月13日（金）〜11月30日（月）
※期間中は金・土・日・祝日のみ20時までライトアップ、演奏会も開催します。
（金・土・日・祝日）9:00〜20:00 入園は19:30まで
（平 日） 9:00〜17:00 入園は16:30まで
（入園料）大人（18歳以上）300円、（小・中・高校生）150円
【書寫山圓教寺・書写山もみじまつり】
西の比叡山とも称される古刹と山々の迫力のある紅葉のコントラストが神秘的で美しいので、こころを奪います。
摩尼殿や三つの堂・奥の院それぞれの場所によって雰囲気が異なります。
＜アクセス＞
住所：姫路市書写2968 電話：079-266-3327 （志納金）500円
◇JR姫路駅から神姫バス8系統「書写山ロープウェイ行」乗車、終点で下車
書写駅〜書写山ロープウェイ「山上駅」北 徒歩約20分
＜日 程＞
11月21日（土）〜23日（月・祝）
※期間中は、10:00〜16:00まで国指定重要文化財の「金剛堂の天井画」と「十妙院の襖絵」などの特別公開もされます。
書写山ロープウェイ
（料金） 片道500円、往復900円（小人は半額）
（時間）8:30〜17:00 ※変動あり
【姫路秋のおもてなしご膳】
自然豊かな姫路の旬の食材を使ったお店それぞれのこだわりのお料理が味わえます。
期間限定オリジナルメニューですので、是非立ち寄った際にご賞味下さい。
＜開催期間＞
10月10日（土）〜11月30日（月）
※参加店舗はパンフレットに記載しています。
＜パンフレット配布場所＞
JR姫路駅中央改札口西側 姫路観光なびポート（観光案内所）
（公社）姫路観光コンベンションビューロー
