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2007/10号

多彩な切り口が可能な瀬戸内海に浮かぶ漁業の島、坊勢島

(姫路市家島町坊勢)




 2006年春に姫路市と合併した家島町。家島群島と呼ばれる瀬戸内海に浮かぶ大小40余りの島々からなる町だが、その島の一つ坊勢島は人口3200人のうち600人が漁師という、まさに漁業の町である。姫路港から定期船で30分弱とアクセスにも恵まれ、漁港や漁師町のロケ地としては手軽な場所だとも言える。

 島内には奈座、長井、西ノ浦の3つの漁港があり、早朝から夕方まで港に出入りする船でにぎわうが、定められた休漁日である火曜日と土曜日には港内におびただしい数の漁船が舳先を並べてまどろみ、そのそばで赤銅色に日焼けした漁師さんたちが網を繕ったり、仲間同士で談笑したりする光景が見られる。

 好調な漁業に支えられているせいか島には活気があふれ、過疎化とも無縁で、子どもの数も多く、島内の主たる交通手段であるバイクと軽自動車が狭い道をひっきりなしに走っている。

 島だけに平地は限られ、背後の山に張りつくようにぎっしりと民家が建て込み、その間を急勾配の坂道と階段がうねうねと続いているが、比較的近年に建築された家が多く、小柳ルミ子が歌う「瀬戸の花嫁」が醸す、どこか”うら寂しい”イメージとはそぐわないかも知れないが、軒と軒が重なるように家々が連なり、まるで迷路のようになった路地をうろついていると、一気に展望が開けて青い青い瀬戸の海や数多くの島々が目に飛び込んできたり、小さな小さな校庭の小学校に出くわしたりと、島ならではの旅の魅力も充分味わえる。

 何よりもうれしいのは前どれの新鮮な魚介類が味わえる旅館、民宿、飲食店があることで、これから冬にかけてのシーズンはワタリガニやシタビラメが美味。また、人々の人情が厚いのもこの島ならではで、たとえば道一つ訊ねても、島の人たちは親身になって、それこそ懇切丁寧に教えてくれる。

 また、もう一つの楽しみは定期船から見る瀬戸の海と島々の景色。島の大半が採石場と化し、岩肌がえぐりとられた男鹿島、家島群島内でも最も人口の多い家島本島、県立のキャンプ場がある西島、その他多くの無人島が船上から見え、映像的にも・ちょっとした船旅・を取り込むことができる。いろんな切り口が可能なバリエーションの豊かさがこの島の魅力と言えるかも知れない。

姫路へ行こう!今月の話題はこれ

「秋の行楽シーズン 姫路観光ウィーク!」


 秋の行楽シーズンはすぐそこです。
 姫路では、この行楽シーズンに、数多くのイベントが開催されます。そこで昨年より、期間中を“姫路観光ウィーク”と銘打ち、市内外に向け、姫路の観光の総合的なPR活動を展開しています。

 今年のウィークの期間は、10月27日(土)から11月4日(日)の9日間で、イベントの一環として、「歩こう!自然が富む 安富ウォーク」と題し、姫路市新発見ウォークを10月27日(土)に開催します。この企画は、昨年3月末に合併し新たに姫路市となった周辺4町の観光資源を広くPRし、観光地の魅力を図るため、参加者を募集し、観光スポットを散策するウォークです。家島町、香寺町そして夢前町と開催しまして、今回で4回目となります。

 安富町にある文化財や自然を満喫でき、地元の食の楽しめるコースとなっていますので、ぜひ、参加してみてはどうですか?
詳しくは、079−287−3655までお願いします。
他にもこんなイベントがあります。

●お姫様ガイドが登場
姫路城を入城してすぐ門をくぐれば、お姫様ガイドが皆様をお迎えしています。
一緒に写真撮影することもできます。
●期間限定 姫路おすすめグルメ店
観光案内所やホテルなどで配布しています、クーポン券付チラシを持っていくと、地元食材を使用した「姫路うまいもの弁当」を食べられる店や、「姫路逸品」をプレゼントしてくれる店が登場します。
その他にも、姫路市内で様々なイベントが開催されますので、姫路観光ウィークの期間中に、ぜひ姫路へお越しください。

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第6回世界遺産劇場〜姫路城〜
 世界遺産姫路城を舞台に、一夜限りのファンタスティックコンサート
 【日時】 11月2日(金)  森山直太朗 姫路城Special Concert
      11月3日(土/祝) 今井美樹 コンサート in 姫路城
     両日とも18:30開演
 【場所】姫路城三の丸広場
 【入場料】有料(全席指定)
 【問い合わせ】世界遺産劇場実行委員会事務局(SAP)
      TEL03−5226−8537(平日10:00〜18:00)

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